プラート、イタリア/ジュネーブ –
「メイド・イン・イタリー、恥はイタリア」。イタリアの有名な皮革製品産地トスカーナからやって来た移民労働者数名が先週、ジュネーブの高級アクセサリーメーカー、モンブランの旗艦店の外で、このスローガンが書かれたプラカードを掲げながら叫んだ。
モンブランの親会社で時価総額760億ドルのリシュモンが株主と面会していた場所から約3キロ離れた場所に立っていた労働者らは、イタリアとスイスの労働組合幹部12人以上に囲まれ、ペンと時計のメーカーであるモンブランが昨年、コスト上昇を理由にサプライヤーであるZプロダクションとの契約を打ち切ったと非難した。
労働者と労働組合関係者によると、トスカーナ州に拠点を置く中国資本の請負業者は、何年にもわたる不規則な契約と長時間労働の後、2022年10月に労働条件を改善したという。